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1.乾し椎茸がガンに効果があると聞きましたが本当ですか? 乾し椎茸には抗腫瘍効果があるレンチナン(β―グルカン)という成分が含まれております。このレンチナンは昭和61年に抗悪性腫瘍剤として認可された物質です。ガンを退縮させる作用、ガンを消滅させるリンパ細胞を活性化させる作用、ウイルス性の病気に対して抵抗力をつける作用が認められています。
椎茸のマウス実験によるガン増殖阻止率は80%以上です。
これらは、以前から経験的に言われていたことですが、近年になって医学的にやっと検証・証明されてきたことです。
2.ということは、エイズにも効果があるのですか? そのとおりです。これもやはり昭和61年に乾し椎茸に含まれるレンチナン免疫力を高める(免疫賦活作用)事がわかりました。
すなわち、エイズは免疫不全になる病気ですので、エイズが免疫力を操作する細胞を破壊しても、レンチナンの投与で普通の人並みに戻すこともわかっています。
3.乾し椎茸の栄養価を教えてください。 何と言ってもエルゴステロ−ルでしょう。これは、体内でビタミンDに変化する物質で、骨を丈夫にしてくれるビタミンDと同じ効果を期待できます。ビタミンDは油に溶けやすい性質を持っていますので、油料理(天ぷら・油いため)に椎茸を利用すると吸収も良いのです。
それともうひとつ特筆すべきは、食物繊維が多いことでしょう。乾し椎茸には食物繊維が、43%も含まれています。
4.食物繊維の効用はどのようなものですか? 生活習慣病の予防に役立つのです。
具体的には
血圧を下げる働きコレステロ−ル値を下げる働きがあります。
◆便秘を解決してくれます。
それに低カロリ−だから
ダイエットにもうってつけです。
◆大腸ガンの予防にもなります。
かつて、食物繊維は消化吸収しにくいカス・不要な物と思われていたことがありましたが、実に有用な物だとわかってきました。
しかし、日本人の食生活の欧米化や、加工食品の氾濫で、食物繊維の摂取量がドンドン減少しています。
乾し椎茸をドンドン食べるようにしてください。
5.血圧もさげて、コレステロ−ル値もさげるんですか? しいたけエキス(乾し椎茸の戻し汁)に血圧を抑える働き(血圧降下作用)があることが証明されています。
◆コレステロ−ル値を下げる成分は、エリタデニンという物質で、コレステロ−ルを早く体外に出す働きと、体内で代謝回転を増進させる働きの2つがあります。
6.どんな椎茸にもこれらの効用が同じようにあるのですか? そこに目をつけて質問されるのは、賢い消費者だと思います。
◆生椎茸
乾し椎茸では全然栄養成分が異なっています。
太陽の日に当て、乾燥させることで不思議なことに栄養分もうまみ成分も増えるのです。
何故だかわからない部分も多いのですが、とにかく、昔の人たちの経験から、乾し椎茸にすることが「良いこと」だとわかっていたのです。
さらに、栄養学的にも分析学的にも
原木栽培椎茸菌床栽培椎茸の違いは明らかです。
静置発酵の酢機械速醸の酢との違いにも同じことが言えます。
野菜でも、同じです。例えば,
化学肥料と農薬で育った人参と、無農薬、有機肥料の人参では明らかにビタミン・ミネラルが後者の方が優れていると言えます。

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